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ご家族の「食べる」を支える~訪問歯科でできること~

こんにちは。

芦屋もみじ歯科院長定兼啓倫です。

 

前回は、

訪問歯科診療の概要や流れについてお話ししました。

 

今回は、

ご家族や介護スタッフの皆さまが最も気になる

実際にご自宅でどんな治療ができるのか?」について、

具体的にご紹介します。

 

 

当院の訪問診療の目標は、

”口腔衛生状態の改善”と、口腔機能の維持・改善です。

 

 

 

目次

 

1. 「食べる」を迅速に回復させる入れ歯対応

 

2. 体力への配慮を最優先にしたむし歯除去の考え方

 

3. 「やりやすさ」を重視したオーダーメイドの口腔ケア指導

 

4. まとめ

 

5. よくあるご質問

 

 

 

1. 「食べる」を迅速に回復させる入れ歯対応

 

 

入れ歯(義歯)のトラブルは、

「食事ができない」という緊急事態に直結します。

訪問診療では、

入れ歯の不具合をできる限り早く解消できるよう努めています。

 

トラブル内容

対応の目安

ご家族の皆様へ

小さな破損や調整

訪問時、

その場で修理を

完了見込み

樹脂(レジン)製の部分的な破損や

歯茎に当たって痛む部分の調整などは、

ほとんどのケースで訪問中に

すぐ修理、調整が完了します。

大きな破損、
金属部分の修理など

お預かりし、

後日返却の見込み

バネ(クラスプ)の破損や、

金属フレーム(金属床義歯)の破損など

複雑な修理が必要な場合は、

一度医院でお預かりしたり、

型取りをさせていただくことになります。

修理には歯科技工所が関わるため、

その納期に従う形になります。

 

ただし、

経時的なお口の状態の変化に伴う不具合や、

材質の著しい劣化などで上記の様に対応できないケースもございます。

まずは、一度拝見させていただき、

その上でどのように対応させていただくのか、

どれくらい時間がかかる見込みか

説明をさせていただくことが多いです。

 

 

 

2. 体力への配慮を最優先にしたむし歯除去の考え方

 

訪問歯科では、

患者さんの体力や

誤嚥リスクを考慮し、

安全性を最優先したむし歯治療を行います。

 

・むし歯除去の考え方: 

基本的に、

水を使用するポータブルユニット(歯を削る機械)の使用は、

患者さんの負担や誤嚥のリスクを避けるため、

極力控えています。

主に、

エキスカベーターという手用器具を用いて、

慎重にむし歯を除去し、

安全性を確保して

治療を心がけています。

 

 

・楽な姿勢での治療: 

治療中は、

患者さんに無理のない、

できる限り楽な体勢

受けていただけるよう配慮しています。

座った状態や寝たきりの状態など

様々な状況での治療経験がありますので、

ご安心ください。

安全性を確保しながら、

痛みを和らげ、

お口の健康を維持するための治療を進めてまいります。

 

 

 

3. 「やりやすさ」を重視したオーダーメイドの口腔ケア指導

 

当院の副院長は摂食嚥下リハビリテーション認定士の資格を有しており、

口腔機能の維持・改善に力を入れています。

 

ご家族や介護スタッフの方への指導は、

歯科医療従事者ではない方が

「やりやすく、継続しやすいこと」最重要視しています。

 

 

・最重要部分に絞った指導: 

全てを完璧に行うのではなく、

誤嚥性肺炎予防快適な食生活に直結する、

最も重要な清掃部位や手順に絞って指導します。

 

・手軽さと継続性: 

大きさや毛の柔らかさを考慮した歯ブラシ選択、

握りやすいグリップを付けた補助器具など、

状況に応じた道具の活用法をご提案します。

 

 

・食形態のアドバイス: 

摂食嚥下の専門的な知識に基づき、

患者さんが安全に「食べたいもの」を食べられるよう、

食形態や食事時の姿勢について

具体的なアドバイスを行います。

 

ご自宅でのケアについてお悩みがありましたら、

どうぞお気軽にご相談ください。

私たちは、

他の医療・介護職の方々と連携して、

皆さまの食べる」多角的にサポートいたします。

 

 

【嚥下機能評価について】

院長、副院長ともに

嚥下内視鏡検査(VE)の経験があり、

特に副院長は摂食嚥下リハビリテーション認定士の資格を有しているため、

専門的知識に基づいた指導も可能です。

しかし、

現時点では嚥下内視鏡検査(VE)は設備の準備中のため、

検査の実施できません。

検査を必要としない範囲での指導となりますことをご了承ください。

 

 

4.まとめ

 

今回は、

当院の訪問診療についての考え方や治療内容を、

説明させていただきました。

ただ、

実際は上記の様な画一的なものではなく、

個々のケースに応じて相談し、

柔軟に対応させていただくことがほとんどです。

ご要望があれば、遠慮なくお知らせください。

 

 

 

5.よくあるご質問

 

・訪問診療の際、(ご家族の方が)同席できないかもしれない。

 

訪問診療の際は、

トラブル回避の観点から

可能であればご家族の方などに

同席いただいた方が良いと考えています。

ただ、お仕事や用事などで同席が難しい場合も多いため、

個々に相談、対応させていただきます。

 

 

 

・訪問診療の際、準備物などはありますか?

特にありません。

治療に際して生じるゴミなども、

原則としてこちらで持ち帰ります。

ただし、

うがいなどに使用するお盆(ガーグルベースン)などは

お借りすることがあります。

 

 

記事監修者

芦屋もみじ歯科院長 定兼啓倫

芦屋もみじ歯科