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親知らずは抜くべき?抜かなくてもいい?口腔外科認定医が解説

こんにちは。

芦屋もみじ歯科 副院長の定兼亜弓です。

 

私は口腔外科認定医として、

親知らずをはじめとする様々なお口のトラブルに対応しています。

 

 

「親知らずは抜いた方がいいの?」

「抜歯が怖い」

感じている方は多いでしょう。

 

今回は、

どのような親知らずを抜くべきか、

抜歯に伴う不安をどう軽減しているかについて、

専門的な立場から解説します。

 

 

目次

 

1. 抜歯を推奨する「抜いた方がいい」親知らず

 

2. 抜歯せずに「経過観察でいい」親知らず

3. 当院の「痛み・不安を軽減する」3つの工夫

4. 親知らず以外も対応できる!!口腔外科の「守備範囲」

 

 

 

1. 抜歯を推奨する「抜いた方がいい」親知らず

 

親知らずは、

単に「生えているか」ではなく、

「将来、トラブルを引き起こすリスクがあるか」という観点から

抜歯を推奨することがあります。

 

 

・過去に炎症や痛みの既往があるもの:

これまでに一度でも症状が出てしまっているものは、

再発リスクも高く、

抜歯を提案させていただくことが多いです。

 

 

・隣接歯への影響:

親知らずの手前にある奥歯(第二大臼歯)にむし歯が生じていたり、

炎症によって周囲の骨が溶け始めているものは、

親知らずの抜歯を強くお勧めします。

 

 

・全身への影響が懸念される場合:

全身的なご病気でお口の衛生状態が特に重要となる場合、

感染源となりうる親知らずの抜歯をご相談させていただきます。

 

    例)全身麻酔の手術予定、放射線・抗がん剤治療予定の方

      骨粗鬆症で、骨を強くするお薬の使用予定がある方  など

 

 

・ライフイベントを控えている場合:

ご就職や妊娠・出産を考えておられる方は、

なかなかご自身に時間を割きづらくなる前に親知らずを抜歯をお勧めします。

 

 

 

2. 抜歯せずに「経過観察で良い」親知らず

 

すべての親知らずを抜く必要はありません。

以下のように、

安定しており、

リスクが低いと判断できる場合は、

無理に抜歯せず経過観察を続けることも可能です。

 

 

完全に埋まっている場合: 

顎の骨の中に完全に埋まっており、

周囲の歯や組織に悪影響を与えていないもの。

 

・リスクが高すぎる場合: 

抜歯に伴うリスク(神経麻痺、出血など)が、

親知らずを残すリスクを上回るほど高いもの。

神経や血管があまりに近接しているなどのケースは、

経過観察を推奨することがあります。

 

ただし、

親知らずの状態は少しずつ変化することがあるため、

12年に一度はレントゲン写真にて状態を確認することをお勧めします。

 

 

 

3. 当院の「痛み・不安を軽減する」3つの工夫

 

親知らずの抜歯は、

患者さんが最も緊張される処置の一つです。

当院では、

患者さんの心身の負担を最小限に抑えるため、

以下の工夫を行っています。

 

CTによる精密診断: 

 

術前にCT検査を行い、

歯根の形態、顎骨内での親知らずの位置、神経や血管との距離を

立体的に確認します。

これにより、

抜歯に伴うリスクの把握や抜歯のシミュレーションが可能になり、

処置の効率と安全性を高めています。

 

・痛みに配慮した麻酔: 

麻酔時の不快感を軽減するため、

まず表面麻酔を施し、

さらに電動麻酔器を使用して薬剤をゆっくりと一定の速度で注入します。

抜歯が始まる前の段階から痛みに配慮して、

心理的な緊張を和らげます。

 

・丁寧な説明とシミュレーション: 

CT画像などを大型モニターに映し出し、

抜歯の必要性、手順、術後の注意点を

事前に詳しくご説明します。

また、場合によっては、抜歯後の治り具合も同様に確認いただけます。

 

 

 

4. 親知らず以外も対応できる!!口腔外科の守備範囲

 

口腔外科は、

親知らずの抜歯だけが役割ではありません。

お口の中全体から顎顔面領域まで、

様々なトラブルに対応しています。

 

 

顎関節のトラブル: 

顎が開きにくい、

口を開けるときに音がする、といった顎関節症状

 

 

・粘膜の異常: 

2週間以上経ってもなかなか治らない口内炎や、

お口の中の「できもの」(腫瘍など)。

 

 

・外傷・損傷: 

転倒などによる唇や口腔粘膜、歯の損傷欠けたり折れたりした場合)。

 

 

・歯の移植: 

ご自身の別の歯(親知らずなど)を、

失った歯の部分に移植する治療。

 

 

 

患者さんは親知らずが原因の痛みだと思っていたものが、

実は別の病気だったということも過去に私たちは経験しています。

「これは歯医者で相談していいのかな?」と迷うような症状でも、

まずは当院までご連絡ください。

芦屋もみじ歯科